岩井俊二最新作『キリエのうた』の一報。
そのはじまりのはじまりの中に、 松村北斗 の名が連なっていた。
泣いた。
松村北斗、彼は私がいま一番みたい役者だ。
その理由の一つに、ずっとずっと浮かんでは消える想いがあって。
だけど
それは
どうしても叶わない。
どんなに時が過ぎようと、篠田さんの撮る世界は私には特別で、
色褪せることはない。
その篠田さんの映像との出会いの起点に岩井監督が居る。
この日提示された彼のポートレートは“完璧”と言ってしまえるくらい
私の想い描く岩井監督の映画の住人そのもので息をのんだ。
まだまだ『キリエのうた』の輪郭は捉えられないけれど、
岩井監督がほんのり話してくださったりし始めていて
これからどんどんカタチが、色が、みえてくるのだろうな。
束ねていこう。
そして2023.4.20.THUからずっと在る想い。
油断すると目頭に熱をもってしまうから、まばたきを多めにする。
いまはただのんびり空を仰いで
『キリエのうた』の撮影中から公開までの道中、
どこか遠く遠く上の方で、と
気配をそんなfairy taleを少しばかり信じてもいいようなそんな気がする。
十月を待つ